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大阪21世紀協会は「文化力向上」「関西・大阪のイメージ向上」「水都大阪まち育て」の三本を軸に「大阪の文化力向上」を目指します。

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関西・大阪文化力会議2011


関西・大阪文化力会議2011が成功裏に終了

関西・大阪文化力会議が1月18日開催され、1,200人が参加。エズラ・ヴォーゲル氏(米ハーバード大学名誉教授)、李御寧氏(元韓国文化相)による基調講演と2つの分科会を開催。活発な議論が繰り広げられた後、「中之島宣言」を採択した。

「中之島宣言」概要



 最近、世界における日本の存在感がとみに薄れつつあるという危惧の声を よく耳にします。新しい年を迎え気持ちを新たに逆転のスイッチを入れなければなりません。
 その鍵は文化戦略にあると考え、このたび「関西・大阪文化力会議2011」を下記要領で開催したいと存じます。アメリカと韓国からも、東アジア研究の権威をお招きして、日本と関西の文化戦略のあり方を掘り下げます。ご多忙のことと存じますが万障お繰り合わせの上、是非ご参加賜りますようお願い申し上げます。
 
【日  時】 2011年1月18日(火)  10:00~17:30
【場  所】 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)10F
  530-0005 大阪市北区中之島5丁目3-51
【主  催】 (財)大阪21世紀協会
【共  催】 大阪国際フォーラム 【協 賛】 (株)大阪国際会議場  
【後  援】 (社)関西経済連合会、大阪商工会議所、(社)関西経済同友会
【内  容】 別紙プログラム・プロフィールを御覧下さい。
【趣  旨】  
 ヨーロッパでは、かつて重工業で栄えた都市が文化を重点戦略に位置付け、都市再生と文化立都を競い合っています。一方、東アジアにおいては、韓国のように文化を国家の重点戦略として掲げ、力強い成長を遂げています。
 グローバリゼーションによる画一化がますます進展するなかで、東アジア各地域の文化の多様性こそが、新たな価値を創出し、産業競争力を高め、人々の豊かな生活に貢献する源泉です。今後のアジアと発展と安定のために日本にも更なる文化力の向上が求められています。
 しかるに、日本の国家予算に占める文化の比率はわずか0.13%、フランスの0.86%、韓国の0.93%と比較しても極めて低く、関西においては自治体の財政難から文化予算は壊滅的な状況に追い込まれ、地域の豊かな個性が失われつつあります。 本会議では、中国の著しい成長や、韓国の具体的な文化戦略を参考にしつつ、東アジアの安定と発展の為に日本が選択すべき文化戦略と関西が果たす役割を探ります。
 
ご参加お申込み: 文化力会議参加票にご記入のうえ 1月12日(水)までに FAXまたはE-mailにてご連絡を賜りますようお願い申し上げます。
 
「関西・大阪文化力会議 2011」プログラム
■テーマ: 成長する東アジアと日本の文化戦略
1.主催者開会挨拶   10:00~10:25
2.基調講演① エズラ・ヴォーゲル  ハーバード大学名誉教授 10:30~11:45
3.基調講演② 李 御寧(イ・オリョン) 大韓民国元文化大臣 11:50~13:00
 
                                  ----- 休憩 13:00~14:15 -----
4.分科会   14:15~16:15
 
[1]第1分科会
    ■東アジアと共にすすむ日本の文化戦略を探る
    コーディネーター 萩尾 千里 大阪国際会議場 社長
    発言者 (敬称略・順不同) エズラ・ヴォーゲル
王 敏
佐々木 幹郎
佐藤 茂雄
ハーバード大学名誉教授
法政大学教授
詩人
大阪商工会議所会頭・京阪電鉄CEO
 
[2]第2分科会
    ■関西の文化力向上と戦略的発信
    コーディネーター 堀井 良殷 (財)大阪21世紀協会理事長
    発言者 (敬称略・順不同) 李  御寧
千田 稔
鳥井 信吾
 
蓑 豊
高島 幸次
 
大韓民国 元文化大臣
国際日本文化センター名誉教授
関西経済同友会 歴史・文化委員会委員長
サントリーホールディングス副社長
兵庫県立美術館長
大阪大学招聘教授
大阪天満宮文化研究所研究員
 
5.分科会合意事項発表     16:30~17:20
6.主催者閉会挨拶   17:20~17:30
 
 
基調講演スピーカー プロフィール
エズラ・ヴォーゲル(Ezra Feivel Vogel)
1930年生まれ。1950年オハイオ・ウェスリアン大学卒業。アメリカ陸軍に2年間勤務の後、1958年ハーバード大学社会関係学科で博士号を取得。
1960年イェール大学精神医学部助教授を経て、1961年ハーバード大学の博士研究員として中国の歴史の研究に従事。
1964年からハーバード大学講師、1967年にハーバード大学教授(社会学)。
同大学内で、東アジア研究所長、東アジア研究評議会議長、日米関係プログラム所長、フェアバンク東アジア研究センター所長などを歴任。
1993~95年、CIA国家情報会議(CIAの分析部門)東アジア担当国家情報官。
2000年にハーバード大学を退官、以降、鄧小平による中国の改革の研究を本格化させている。

著書に『日本の新中間階級―サラリーマンとその家族』、『中国の実験―改革下の広東』、『ジャパン・アズ・ナンバーワン―アメリカへの教訓』、『ジャパン・アズ・ナンバーワン再考―日本の成功とアメリカのカムバック』など多数。

李 御寧(イ オリョン)氏
韓国初代文化大臣、奈良県立大学名誉学長
1934年生まれ。ソウル大学校国文科卒、同大学院修了、大学院碩士。文学博士。朝鮮日報などの論説委員、梨花女子大学教授、碩学教授、記号学研究所長を経て同大学学術院名誉碩座教授・中央日報社常任顧問、(財)韓中日比較文化研究所理事長。
1989年、盧泰愚大統領の政府で初代文化相に任命された。
2000年、新千年準備委員会委員長(大統領直属)。

日本語で書かれた著書『縮み志向の日本人』(1982年)は従来の比較文化論が日本と西洋の比較を中心としているのに対し、日韓の比較を通じた独特の日本文化論を展開して話題を呼びベストセラーとなった(国際交流基金大賞を受賞)。

2009年、『蛙はなぜ古池に飛びこんだか』により正岡子規国際俳句賞スウェーデン賞受賞。その他の著書に『恨の文化論 韓国人の心の底にあるもの』、『俳句で日本を読む 』、『ふろしき文化のポスト・モダン 日本・韓国の文物から未来を読む』 など。韓国では『李御寧全集』(22巻)のほか多数の著書がある。