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大阪21世紀協会は「文化力向上」「関西・大阪のイメージ向上」「水都大阪まち育て」の三本を軸に「大阪の文化力向上」を目指します。

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TOP |はなやか関西 ~文化首都年~ 2011「茶の文化」
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はなやか関西~文化首都年~2011 「茶の文化」はなやか関西~文化首都年~2011 「茶の文化」 イメージ



ご報告


「はなやか関西~文化首都年~2011『茶の文化』」フォーラム


◇日 時:2011年11月18日(金)13:30~16:15
◇場 所:大阪歴史博物館4階講堂


<開会挨拶>
◆「はなやか関西~文化首都年~2011『茶の文化』」実行委員会 委員長
大阪21世紀協会 理事長  堀 井 良 殷 氏

 茶の文化は、作法だけでなく、茶室や庭園のデザイン、茶道具、茶菓子、茶農園など大きな裾野が広がる一大文化体系である。日本人の暮らしに深く根付いた茶の湯文化の精神は日本人の心そのものである。関西のブランドを高めていくために、『はなやか関西~文化首都年~ 2011「茶の文化」』を盛り上げていきたい。

<基調講演>
◆茶の湯文化学会 会長/野村美術館 学芸部長 谷 晃 氏

  •  「茶」には「食べる茶」と「飲む茶」があり、世界的に広がったのは「飲む茶」。
    その中でも、日頃から飲む「常用茶」や儀式で出される「儀式茶」、語り合う場で飲む「談論茶」などさまざまな形態がある。
  •  日本の茶の湯ほど深いものを追求するものは他に類を見ない。日本では、お茶は単なる飲物ではなく、ある一定の決まりをもって人に見せ、共同で楽しむ「芸能茶」が中心となって発展してきた。
  • 日本の茶の歴史を振り返ると、800年頃、中国から日本に団茶や餅茶などの飲茶風習が伝わるが、200年程で廃れて僅かに寺院で継承されているに過ぎなくなる。
     1200年頃には栄西禅師によって抹茶が伝えられる。その後、抹茶は800年以上の時を経て今日もなお飲み続けられている。その理由の一つは嗜好飲料として味が良かったことに他ならない。16世紀には、千利休によって茶の湯が大成され、18世紀になると、茶の湯の家元制度が確立し、表千家、裏千家、武者小路千家の三千家が誕生する。茶に湯を注いで飲む煎茶が日本に入るのは17世紀に入ってからである。17世紀後半には、大阪を中心に木村蒹葭堂や上田秋成などの学者や画家などの文人の間で煎茶が談論茶として広がり、さらにその後、田中鶴翁や小川可進によって煎茶道が確立する。
  •  日本人は、知らず知らずのうちに、茶の湯の影響を受けた生活をしている。関西は茶の文化が深く根付いている地域である。主要な家元は京都にあるし、茶に係る寺院も京都に集中している。また、関西には茶の湯に係る遺跡もたくさんあり、茶を語るのには事欠かない。
  • 関西の人々には、茶の文化が深く根付いており、『はなやか関西~文化首都年~2011「茶の文化」の催しを通じて、茶の文化の良さや必要性を再認識し、地域の活性化に繋げていけるだろう。

開会挨拶 堀井実行委員長

開会挨拶 堀井実行委員長

基調講演 谷茶の湯文化学会会長

基調講演 谷茶の湯文化学会会長

<パネル・ディスカッション> 
~関西の本物『茶の文化』を活かした文化首都圏の形成~

◆和歌山大学 名誉教授 角 山  榮 氏
 英国は、茶にミルクと砂糖を入れる茶文化を発明し、これが国の発展に寄与した。つまり、茶や砂糖は英国内で生産しないので、七つの海にまたがる交易によって入手した。また、家庭では茶の文化によって新たなるコミュニケーション、ふれあいの方法を開発した。こうした英国の茶文化は、堺で宣教師が日本の茶の文化に触れたことに端を発している。

◆奈良県立図書情報館 館長 千 田  稔 氏
茶の文化は関西を中心に広がっていっており、関西の文化と言ってよい。日本文化を考える時に、ユーラシア大陸や欧米のコピーではない文化は何かと考えると、茶の文化はオリジナリティーが高い。しかし今、海外のコピーがあふれ、家庭内でもコーヒーや紅茶に日本茶が追いやられている現状である。お茶が生き残るには不安材料が多い。

◆サントリー文化財団 上席研究フェロー 佐 藤 友美子 氏
 日常的に皆が集まって楽しめる、肩の凝らないお茶のやり方が必要である。お茶の文化を根付かせるには継続性が必要であり、そのためには魅力的な付加価値を見つけ出すべきである。

◆実行委員会 アドバイザー/関西学院大学 教授 寺 本 益 英 氏
 お茶は身体に良い効果がある点をもっとPRすべき。
はなやか関西の成果は、行政と茶業界が一体となり、地域振興の観点から広域的に消費者をお茶に引き寄せる戦略を打ち出したこと。
関西が文化首都圏としてブランドを確立していくために、プロジェクトの一層の広がりを目指していかなければならない。
  • 生産者、茶商、消費者が出会う場を多く作り、双方向の意見交換を行う。
  • イベントや講演会を通じたお茶の楽しみ方の提案や、業界団体による茶摘み体験や製茶体験などの企画を実施する。
  • お茶ツーリズムを促進するため、茶室や寺院、庭園、美術館などお茶にゆかりの深い場所のガイドブックを作成する。
  • 茶の6次産業化を促進する。生産、加工、流通を一体化し、新たなビジネス展開や産業の創出を図る。

<まとめ>
◆大阪府立大学 特別教授 橋 爪 紳 也 氏(コーディネーター)

  • 関西が文化首都としてのブランドを確立するためには、以下の点が必要である。
    →関西は、日本を代表する資源である「本物」を大事にし、まちづくり、ものづくり、ひとづくりに活かし、新たな「本物」を産み出す風土を醸成すること
    →関西の特色ある資源を生かした広域的な取り組みを展開し、「本物」の魅力や美しさを圏内外に発信し、「本物」を求めて訪れる人を増加させること
  •  そのためにも、今回の取り組みは有効な手段である。
    関西の数ある「本物」の中で「茶の文化」に関連する各分野の資源が関西各地に豊富に存在し、広域性と分野の広がりを持っており、「はやなか関西~文化首都年~」の最初のテーマにふさわしい文化コンテンツである。

(文責:事務局)


【コーディネーター】
大阪府立大学 橋爪特別教授
【パネリスト】
和歌山大学 角山名誉教授
奈良県立図書情報館 千田館長
サントリー文化財団 佐藤上席研究フェロー
関西学院大学 寺本教授


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