
宮城聰演出・劇団SPACによる静けさの森内「千一夜の森-静けさの森に語りかける物語」
事業報告
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写真紹介:「千一夜の森」のオープニング
写真提供:SPAC - 芸術及び地域文化に関する活動 万博会場の中心「静けさの森」にて、世界的評価の静岡県立劇団SPACがパフォーマンスにより、真夏の夕刻、来訪者に森のコンセプトを深く体感してもらう特別な空間を展開する。森に包まれ「人間と自然がつながる」共鳴体験を、宮城聰演出により劇団SPACの俳優たちが表現する。
開催期間 | 2025年08月07日~2025年08月12日 |
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開催地 | 2025年大阪・関西万博会場内静けさの森ゾーン内 |
アクセス | |
助成決定金額 | 3,500,000 |
連絡先 | |
ホームページ | https://spac.or.jp/ |
静岡県立劇団SPACは、8月7日から12日まで(12日は雷警報により中止)、関西・大阪万博会場内の「静けさの森」で回遊式の演劇「千一夜の森」を上演しました。「静けさの森」は宮田裕章プロデューサーが、「多様ないのちと響き合いながら未来を共に紡ぐ」との理念を体現するため、会場の中央に設置された森です。宮田氏の意を受け、宮城SPAC芸術総監督は、この森で「千夜一夜物語」をモチーフに複数の物語が同時に響いてくる演出により、森の理念とマッチした新作を創作しました。
この作品は、周囲が暗くなり始める午後7時に開演し、観客はベールの付いた三色の王冠をまとい、色ごとに15人ずつ3組に分かれて、森の中の3つのポイントを巡ります。各場所では、俳優が別々の物語を上演し、観客は森を巡り3つの物語を見た後に、森の中央の池の周囲に集います。全員で、俳優らの「人類はなぜ物語を発明したのか。それは人が知った痛恨の思いと一筋の希望とを個人の寿命を超えて後の人に伝えるためだった。あなたのそばにも語られるのを待つ物語がある。それぞれの声で語ってください」というメッセージを聞いて終演します。
上演は45名定員のところ初日から希望者が殺到し、高倍率の抽選方式により実施しました。多くの観客から好評を得て、観客アンケートでは感動や賞賛の意見を頂きました。
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森の3つのポイント回遊して観劇します
森の3つのポイント回遊して観劇します -
各ポイントで俳優が千夜一夜物語を上演
各ポイントで俳優が千夜一夜物語を上演 -
さいごは森の中央の池を囲んで終演
さいごは森の中央の池を囲んで終演